パニック障害発症後の迷宮

あなたは、パニック障害になったことがありますか?

前回は、パニック障害をはじめて体験した日のことを書きました。
今回は、パニック障害2日目からの迷宮を書こうと思います。

2日目
夜間救急外来の医者に言われた通り、市民病院の呼吸器科へ向かった。
レントゲンや安静にした状態で心電図をとり、特に異常はなし。

安静時以外で異常があるのかもしれない

そこで1週間後にホルター心電図をやることになった。
<ホルター心電図とは>
24時間心電図を記録して、心臓の異常がないか確認すること

ホルター心電図の結果、これも特に異常はなし。

「死ぬかもしれないような症状がでるのに異常がないのはおかしい!」

なんとしてでも助かりたい、死にたくないに、死ぬわけにはいかんと
思い、とにかく異常の原因をしりたくて、人間ドッグにも申し込んだ。

最初は、2か月後の予約からしか空いてないと言われたが、
切羽詰まった感が伝わったのか、急いでやってほしいことがわかってもらえ
1週間後には、人間ドッグを受けることができた。

診断結果も、そんなのんびり待つ時間はなく、急いで送ってもらった。

しかし、胃がすこし胃炎気味なくらいでその他の異常なし。まさに健康そのもの。

それなのに、夜になると、死ぬかもしれないという恐怖からか
とてつもない不安感が押し寄せてくる。

すると、まるで50メートルダッシュを何度もくりかえしたあとのように
心臓がはげしくドキドキ脈打った。
そして、息が吸えなくなる感じになって、手足のふるえ、しびれがはじまった。

3ヶ月後には結婚式が控えていた。
もしかしたら、結婚式のまえにこのまま死んでしまうんじゃないか?
こんなおかしくなってしまった奴と結婚してどうする?
日々、いろんなことを考えた。

静かな夜に、眠るのがものすごく怖かった。

症状が出るたびに、居ても立っても居られなくなり救急外来に行くようになった。
救急外来でもらう「セルシン」を飲むと、落ち着いて眠ることができた。

もう何がなんだかわからない。しかし、体になにか問題がなければこうなるはずがない。

運動不足がいけないのか? → なるべく歩くようにしてみた。
たばこがいけないのか?  → たばこの本数を減らしてみた。
なにかに取り憑かれたのか?→ 神社でお祓いをしてもらった。
しょうゆはうす塩に変えた。

なにをやってもよくなったと実感できることはなかった。
それどころか夜に症状が出ることが多かった症状が、次第に昼間もでるようになった。

どのようなときに発作がでるかは、あとから整理してみるとこんな時だった。
テレビゲームで敵を倒したとき。
テレビアニメでだれかが死んでしまった時
共通するところは、死だった。

会社には、何も言わなかった。
しかし、発作が起きるから、落ち着いて仕事もできない。
手がブルブル震えてしまって字も、きれいに書けなくなった。
手が震えてよかったことといえば、たばこの灰を落とさなくても、
震えで勝手に落ちるくらいだった。

人前で症状がでるのが怖くて、人と話すのさえもイヤになった。

歩いていても、まるでこんにゃくの上を歩いているかのようだった。
まっすぐ歩いているようで歩いてない。ふわふわして地面に足がついていないようだ。

ある日、新聞の折込チラシに、過換気症候群によく効く漢方についてかかれたものを見つけた。
すぐにその薬局に向かった。

薬局のひとにすすめられるがまま何種類か漢方を買ったが、どんな名前だったか覚えていない。
ただ覚えているひとつは、血行をよくするためにコエンザイムQ10というものがあった。

その漢方がなくなるたびに、その薬局へ向かった。よくなることはなかったが、
とにかく何かにすがりたい一心だった。

発作が起きると、胃に来て食欲不振になり体重が5キロほど減った。

3ヶ月がすぎ、結婚式を迎えた。当時の写真をみると
とても幸せそうには見えなかった。もう、極限状態なのか、まったく笑顔なんてなかった。

ある日、同じ会社にうつ病でやすんでいる人がいるというはなしを耳にした。

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